名古屋市は、2013年度(確定値)および2014年度(速報値)の温室効果ガス排出量の調査結果を公表した。これによると、2013年度の温室効果ガス排出量(確定値)は1,581万トン-CO2となり、基準年度(1990年度)から9.1%減少したが、前年度から17.7%増加した。この要因として、京都議定書第一約束期間(2008~2012年度)が終了したことに伴い、電力原単が大きく変化したほか、エネルギー消費量が前年度から増加したこと等としている。一方、2014年度の温室効果ガス排出量の速報値は1,510万トン-CO2となり、基準年度から13.2%減少し、前年度から4.4%減少した。電気事業者による取組により電力原単位が改善したほか、エネルギー消費量が前年度より減少したことなどによるという。