環境省は、平成27年6月1日から9日にウルグアイのプンタ・デル・エステで開催されるラムサール条約第12回締約国会議(COP12)にあわせて、新規に登録する湿地の候補地及び登録区域を拡張する湿地の候補地を公表した。ラムサール条約は、水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全と適正な利用(ワイズユース)を促進することを目的としている。今回、以下の4つの湿地を新規に登録するとともに、1つの湿地(慶良間諸島海域(沖縄県))の登録区域を拡張することとなった。1)涸沼(茨城県)、2)芳ヶ平湿地群(群馬県)、3)東よか干潟(佐賀県)、4)肥前鹿島干潟(佐賀県)。今後、5月末までにこれら湿地の登録等がなされる見込み。また、この登録等により、日本のラムサール条約湿地は、50カ所(4カ所増)、148,002㏊(10,034㏊増)となり、条約湿地の数はアジア諸国の中で最多となる予定。