環境省は、平成23年度環境技術実証事業 小規模事業場向け有機性排水処理技術分野における実証機関として、(社)埼玉県環境検査研究協会及び大阪府を選定し、これらの実証機関において実証対象技術の募集が行われると発表した(平成23年6月30日(木)~7月29日(金)必着)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。今回対象となる技術は、小規模事業場(日排水量50m3未満を想定)である厨房・食堂、食品工場等からの有機性排水を、生物学的処理、物理化学的処理、及びその組合せ法で処理する技術であり、開発中ではなく商業的に利用可能であること、低コストかつコンパクトで、メンテナンスが容易な技術であることが要件となっている。