環境省は、平成27年度大規模CO2削減ポテンシャル調査・対策提案委託業務に係る公募の採択結果を公表した。同事業は、複数の工場・事業場等の相互連携により大規模なCO2削減の効果が見込まれる分野を対象に、面的な対策としてエネルギー供給システム等の運用改善又は設備更新、熱エネルギーのカスケード利用等による新たな大幅削減の可能性を明らかにするとともに、効果的な対策提案を実施することにより、実現可能な削減方策の導出と低炭素な地域づくりの推進に資することを目的とするもの。今回、工業団地及び業務ビル区画を対象とした公募を行い審査した結果、以下の3件を委託契約候補者として採択した。1)(株)EECL:下関南風泊水産団地(山口県下関市)、2)清水建設(株):京橋1・2丁目地域(東京都中央区)、3)戸田ビルパートナーズ(株):有明3丁目地区(東京都江東区)。今後、地域の面的なCO2削減のポテンシャルや削減対策を明らかにし、普及させるべく、事業を適切に実施するという。