環境省は、平成27年度二国間クレジット制度(JCM)に係る案件組成事業及び実現可能性調査の採択結果を公表した。これは、日本政府が推進しているJCMに基づくクレジットの獲得を目指して、途上国において優れた低炭素技術等を導入してCO2排出削減を行うプロジェクトを組成する案件組成事業(PS)と、実際にホスト国において実施可能かどうかを判断するためのJCM実現可能性調査(FS)を実施するもの。1)PS:JCMの下で実プロジェクトを組成しJCM登録を目指すための、プロジェクトの実施計画・資金計画の立案とプロジェクトに適用可能な方法論の開発、2)FS:JCMの下での実施が見込まれるプロジェクトを対象として、プロジェクトの実現に向けた実施計画・資金計画の立案及びプロジェクトに適用可能な方法論の予備調査。今回、公募を行ったところ計55件の応募があり、1)10件、2)8件、の合計18件を採択した。今後、JCMの実施に向けた取り組みの一環として、これらの案件を進めていくという。