気象庁は、都市化の影響による気温上昇等を解析し、「ヒートアイランド監視報告2014」を取りまとめた。ヒートアイランド対策は、地球温暖化による気候変動の悪影響を低減させるための適応策としてもますます重要になってきている。同庁では、国や自治体等が進めるヒートアイランド対策に資するため、ヒートアイランド現象の監視結果や最新の知見を「ヒートアイランド監視報告」として平成17年から毎年公表している。今回の報告では、数値シミュレーションの解析結果から、2014年8月は平均気温が28℃以上の高温域や30℃以上の累積時間が多い領域が都市部を中心に広がるなど、ヒートアイランド現象が明瞭に現れていたが、最近6年間では都市化の影響が比較的小さかったことが分かった。この要因として、2014年8月は、太平洋高気圧の張り出しが弱く、曇りや雨の日が多かったことが考えられるという。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
気象庁 報道発表資料(PDF) 気象庁 ヒートアイランド監視報告 |
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートアイランド | 地球温暖化 | 気候変動 | 気象庁 | 適応策 | 気温上昇 | 気象 | 都市化 |
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