気象庁は、都市化による気温上昇等の調査結果を「ヒートアイランド監視報告2015」として取りまとめた。同庁では、「ヒートアイランド対策大綱」に基づき、国や自治体等が進めるヒートアイランド対策に資するため、ヒートアイランド現象の監視結果や最新の知見を「ヒートアイランド監視報告」として平成17年から毎年公表している。今回の報告では、関東・近畿・東海地方の2015年8月のヒートアイランド現象を解析した結果、都市化の影響は、最近7年では比較的小さかったものの、猛暑日の続いた8月上旬に明瞭に現れていた。この要因としては、8月中旬以降に低気圧や前線、台風の影響を受けたため、月全体では曇りや雨の日が多く日照時間が少なくなったのに対し、8月上旬に限ると、太平洋高気圧に覆われ、ヒートアイランド現象(都市化の影響)が現れやすい晴れて風の弱い日が多かったことが考えられるという。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
気象庁 報道発表資料(PDF) 気象庁 ヒートアイランド監視報告 |
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートアイランド | 気象庁 | 気温上昇 | 気象 | 太平洋高気圧 | 都市化 |
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