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 気象庁、「ヒートアイランド監視報告(平成25年)」を公表

発表日:2014.07.24


  気象庁は、関東・近畿・東海地方などの都市における都市化による気温上昇等について調査を行い、「ヒートアイランド監視報告(平成25年)」を取りまとめた。今回の報告では、数値シミュレーションの解析結果から、東日本と西日本で平均気温がかなり高くなった平成25年8月は、平均気温が30℃以上の高温域や、30℃以上の累積時間が200時間以上となる領域が都市部を中心に広がるなど、ヒートアイランド現象が明瞭に現れ、都市化の影響が最近5年間の中で比較しても広域かつ強く現れていたことを示している。また、同月は、太平洋高気圧の勢力が強かったこと等により都市化の影響を強め、都市域での気温をさらに押し上げたことがわかった。さらに、観測結果として、主要都市における年平均気温が、都市化の影響の少ないとみられる地点に比べて高くなり、また長期的な冬日の減少、熱帯夜や真夏日などの増加傾向が現れていることを示した。このような気温の変化は、自然の変動や温室効果ガスの増加に伴う地球規模の温暖化に加え、局地的な都市化も影響していると考えられるという。

情報源 気象庁 報道発表資料
気象庁 ヒートアイランド監視報告
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード ヒートアイランド | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 気象庁 | 気温上昇 | 気象 | 都市化
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