帝人ファイバー(株)は、同社の循環型リサイクルシステムで再生されたケミカルリサイクルポリエステルを、東洋ゴム工業(株)が2008年12月11日に発売する環境配慮型タイヤの骨格(タイヤコード)、具体的には「カーカス」という部位に供給することを発表した。リサイクル素材のタイヤコードへの採用は世界初となる。これまでカーカス向けとしては、その厳しい要求性能(強度、弾性、ゴムとの接着性、耐疲労性、寸法安定性、耐熱性など)から、リサイクル素材の使用が困難とされてきた。しかし、今回採用された同社のケミカルリサイクルポリエステルは、最先端の技術により石油由来のポリエステルと同純度にまで再生されるため、石油由来の新品と全く同じ品質を持つ。また、新たに石油からポリエステルを作る場合と比較して、エネルギー使用量およびCO2排出量を約80%削減できるという。
情報源 |
帝人(株) ニュースリリース
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機関 | 帝人(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 省エネルギー | CO2 | ケミカルリサイクル | 東洋ゴム工業 | タイヤ | 帝人 | ポリエステル |
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