鹿児島県は、木質バイオマス利用によるCO2排出削減量について、新たに2件を認証したと発表した。同県では、木質バイオマスの利用によるCO2排出削減量を環境貢献度として「見える化」し、地球温暖化防止に対する認識を深めるとともに、木質バイオマス燃料の利用促進を図るため、木質バイオマス利用によるCO2排出削減量の認証を実施している。今回、平成27年8月5日に、以下2件のバイオマスボイラー施設のCO2排出削減量を認証した。1)鹿児島大学附属病院:305t-CO2、2)(株)黒松製材建設:6t-CO2。1)では、地球温暖化対策実施計画を定め、省エネルギーへ積極的に取り組んでおり、CO2排出量削減及び県内の豊かな森林資源から生まれる木材の有効利用を目的として、附属病院内に木質バイオマス(木質チップ)を燃料とする「木質バイオマスチップボイラー」を導入している。2)では、製材工場で発生する製材端材の有効活用と、化石燃料の使用量削減を図るために、薪ボイラーを導入している。