環境省は、大気環境における放射性物質のモニタリング結果を取りまとめて公表した。モニタリングは、同省が離島等において実施している環境放射線等モニタリング調査、及び原子力規制委員会が各都道府県において実施している環境放射能水準調査等により行われている。平成27年5月に平成26年の空間線量率の測定結果の一部が公表されているが、年度単位で取りまとめ・評価を行うこととなり、平成26年1月から平成27年3月の残りの地点の空間放射線量率並びに大気浮遊じん及び大気降下物の核種分析を含む全体の測定結果を公表した。全国の空間線量率は、概ね過去の調査結果の範囲内であり、大気浮遊じん及び大気降下物における自然放射性核種のベリリウムは、過去の調査結果の範囲内であった。同省では、平成28年度も引き続き、大気環境における放射性物質のモニタリングを行う。