環境省は、平成28年春のスギ・ヒノキ科花粉の飛散状況及び終息時期を公表した。同省によると、今春(平成28年)のスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は、前年との比較では、東北・関東・甲信・中国・九州地方では「かなり多い」から「やや多い」となっている地域が多く、北陸・近畿地方では「やや少ない」から「少ない」となっている地域が多くなっている。その他の地域では一貫した傾向は見られなかった。終息時期については、スギ花粉は、東北・関東地方の一部では飛散が続いているが、その他の地域では既に終息しているか、5月上旬までには終息すると予測される。ヒノキ花粉は、5月中旬までには終息すると予測されるという。なお、同調査は、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度からNPO法人花粉情報協会の協力を得て実施されているものであるが、民間において花粉飛散に関する予測が広く行われるようになったことを踏まえ、今回で終了となった。