国内ニュース
三菱マテリアル、直島製錬所の金銀滓（E-Scrap）受入・処理設備を増強
発表日：2016.04.14
三菱マテリアル（株）は、2016年4月12日に直島製錬所（香川県）の第2金銀滓（きんぎんさい）センターが竣工し、グループ企業全体の受入・処理能力が約14万トン/年（現行比約3万トン増）で、世界最大となったと発表した。同社が取り扱うE-Scrapは、主に、金・銀・銅・パラジウムなどの有価金属を多く含有している各種電子機器類の廃基板で、環境意識の高まりを背景として、その発生量は国内外で拡大基調にある。直島製錬所では、環境負荷低減を実現したユニークな銅製錬技術である三菱連続製銅法を強みに、かねてより金銀滓の受入・処理事業の拡大を進め、2010年度に約3万トン/年であった受入・処理量を、2014年度には約8万トン/年に伸ばした。今回、受入サンプリング設備、分析設備、処理設備などの増強により、受入・処理能力が約11万トン/年となり、今後もさらなる増強を図るという。
