環境省は、「洋上風力発電所等に係る環境影響評価の基本的な考え方に関する検討会報告書」を公表した。同報告書は、国内外の洋上風力発電を含む、海域で行われる事業における環境影響評価に係る情報を整理するとともに、洋上風力発電所に特有な事業特性や地域特性に着目して、環境影響評価の項目に係る選定の考え方等について検討結果をとりまとめたもの。平成27年度に設置された検討会(学識経験者10名)における検討結果として、1)国内外の洋上風力発電および環境影響評価の現状、2)洋上風力発電所事業(工事や環境影響の概要)、3)環境影響の特性に応じた洋上風力発電所の区分(沖合洋上風力発電所、沿岸洋上風力発電所)、4)関係地域の考え方や海底ケーブルの設置等に伴う環境影響評価手法など、が整理されている。