環境省は、平成29年5月18日から18日に、ドイツ・ボンで開催された国連気候変動枠組条約の下での「パリ協定特別作業部会(APA)」第1回会合第3部及び2つの補助機関会合の結果概要を公表した。APA1-3では、2018年までにパリ協定の実施指針等を採択することを目指し、実施指針等の案の作成に向けて、概念的な議論から技術的・具体的な議論へと移行する動きがあり、それぞれの指針等を検討する議題の進捗に応じて指針の項目や要素の検討等が行われた。また、次回会合(11月ボンで開催予定)前の集中的なワークショップの開催等、次回会合までの間の具体的な作業について合意された。一方、科学上及び技術上の助言に関する補助機関(SBSTA)及び実施に関する補助機関(SBI)の第46回会合では、パリ協定第6条に基づく市場メカニズム等に関する事項等に関する議論を行い、合意を得られた議題について結論文書がまとめられたという。