環境省と農林水産省は、平成22年11月29日~12月10日に、メキシコのカンクン市で開催された「気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)」、「京都議定書第6回締約国会合(CMP6)」の結果を公表した。同会合では、主に前半に行われた事務レベルの交渉(「第13回条約の下での長期協力行動のための特別作業部会(AWG-LCA13)」及び「第15回京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP15)」)を経て、7日~10日のハイレベル・セグメントに参加した首脳・閣僚間でさらに協議を重ねた結果、COP及びCMPの一連の決定が採択された。森林・農業分野に関しては、平成25年以降の次期枠組みにおける森林農地等吸収源の取扱いや、途上国の森林減少劣化問題、農業分野における温室効果ガスの排出削減活動の取扱いについて議論が行われた。次回、COP17/CMP7は、2011年末に南アフリカで開催される。