環境省は、平成29年度地域における都市機能の集約及びレジリエンス強化を両立するモデル構築事業の採択案件を公表した。同事業は、都市機能の集約とレジリエンス強化(防災・減災等)を両立させる取組のモデル事例を構築することを目的として、地方公共団体へ委託し、当該取組を実現するための事業計画の策定や実現可能性調査を実施するもの。今回、平成29年度持病の公募を行い、審査の結果、以下の2件を採択した。1)北九州市・(株)建設技術研究所の「都市機能の集約化等の核となる市有施設でのエネルギー設備導入事業等に関する可能性調査」、2)宇都宮市の「LRT沿線の低炭素化促進事業~展開性のある『低炭素化策』と『レジリエンス強化策』の構築~」。得られた成果は、都市機能の集約とレジリエンス強化を両立するための計画策定手法として将来的に取りまとめることを目指すとともに、今後モデル事例を全国へ普及展開していくという。