環境省は、新姫川第六発電所建設計画環境影響評価準備書について、平成29年9月1日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、黒部川電力(株)が、新潟県糸魚川市において、既設の姫川第六発電所(水力発電所)に隣接して出力27,500kWの水力発電所を新設するもの。今回の環境大臣意見では、1)工事等による河川への濁水流出の影響が懸念されるため、法面の保護や濁水処理設備等による措置及び水質調査を適切に実施するとともに、取水地点下流の減水区間では河川維持流量を放流し、水質の保全及び魚類等の生息環境の保全を図ること、2)クマタカ等の希少猛禽類に対する影響を回避・低減するため、生息・繁殖状況の調査を適切に実施すること、3)掘削土の発生量の最小化及び有効利用により捨土量を極力低減するとともに、土捨場を設ける際には樹木伐採を最小限とし、土地の改変面積及び盛土高を極力低減し、盛土の安定性の確保、在来種による植生回復を図り、重要な動植物の生息地・生育地の改変を極力回避すること、等を求めている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 自然環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 環境省 | 水環境 | 水力発電 | 新潟県 | 環境影響評価 | 植生 | 環境大臣意見 | 猛禽類 | 土地改変 | 黒部川電力 |
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