農林水産省は、「食品ロスの削減につながる容器包装の高機能化事例集(第二版)」を公表した。日本では、食料の大半を輸入に依存する一方で、まだ食べられるのに捨てられている「食品ロス」が毎年大量に発生しており、平成26年度における食品ロスの推計値は621万トンとなっている。食品ロスを削減させるためには、食品製造工程の改善による賞味期限の延長に加え、新たな容器包装資材の開発や、パッケージの構造の工夫、又はこれら複数の取組を組み合わせるなどといった容器包装技術の活用が重要な役割を果たしている。今回の事例集は、食品製造事業者と食品容器製造事業者から容器包装の事例を収集したもので、第一版から25事例を追加・更新し、全72事例を紹介している。同省では、今後も随時、掲載事例を追加・更新していくという。