外務省は、平成21年5月25日、26日に、バリにおいて開催されたエネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(MEF)第2回準備会合の概要と評価を公表した。同会合では、COP15の成功に向けての議論の促進については、4月の第1回会合に続いて緩和、資金、技術及び適応につき議論が行われた。各国が、その立場について、1)より一層掘り下げた説明を行い、相互の立場についての理解を深めること、2)合意、または、近づくことのできる点を探ることに主眼が置かれた。また、環境や気候変動に関する各国の取組み及び低炭素化に向けた技術面での各国間の協力については、日本を含め、複数の関心国が、それぞれ関心を有する緩和技術分野について、緩和促進における効果、技術移転のあり方等に関する発表を行った。今後、MEFにおいて技術協力や技術移転を強化していくことが相応しいものを選び、実務レベルで検討を深めるという。