大分県は、2015(平成27)年度の県内の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。同県では、平成23年7月に策定した「大分県地球温暖化対策地域推進計画(第2期)」に基づき、家庭部門、業務部門、運輸部門の3部門において、二酸化炭素排出量の削減目標を掲げ、県民・事業者・県が連携して地球温暖化対策に取り組んでいる。今回、2015年度の県内における温室効果ガス排出量は4,481万9千t-CO2で、1990年度比20.2%増、2008年度比10.8%増、前年度(2014年度)比0.01%減となった。また、二酸化炭素排出量は4,431万8千t-CO2で、1990年度比21.8%増、2008年度比11.7%増、前年度比0.05%減となった。前年度からの増減の主な要因として、家庭部門では電力消費量の減少と電力の排出原単位が改善したこと、業務部門では電力の排出原単位が改善したこと、運輸部門鉄道の使用に伴う排出量が減少したこと及び航空からの排出量が減少したことなどをあげている。