大分県は、2010年度(平成22年度)の県内の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。同県では、平成23年7月に策定した「大分県地球温暖化対策地域推進計画(第2期)」に基づき、家庭部門、業務部門、運輸部門の3部門において、二酸化炭素排出量の削減目標を掲げ、県民・事業者・県が連携して地球温暖化対策に取り組んでいる。今回、2010年度の大分県内の温室効果ガス排出量は、4,245万5千t-CO2で、1990年度比7.6%増、2008年度比25.2%増、前年度(2009年度)比24.9%増となった。また、二酸化炭素排出量は、4,188万9千t-CO2で、1990年度比8.6%増、2008年度比26.2%増、前年度比26.0%増となった。前年度からの増減の主な要因として、産業部門における石炭、石油製品及び原油の消費に伴う排出量の増加、及び家庭部門・業務部門における猛暑等による電力消費に伴う排出量の増加があげられている。