環境省は、新宿御苑の平成29年度の入園者数を公表した。新宿御苑は、明治39年(1906年)に完成した皇室の庭園で、農学者福羽逸人の構想のもと、フランスの造園家アンリ・マルチネーによって設計された公園。昭和22年の閣議決定(旧皇室苑地の運営に関する件)に基づき、「国民公園」として位置づけられ、国の直接管理のもとに一般に開放され、利用されている。平成29年度の入園者数は、過去最高の2,502,561人(平成28年度入園者数は2,101,319人)となった。同省では、インバウンド(訪日外国人旅行客)効果による外国人の来園者の増加や、ソメイヨシノを初めとした桜の開花時期が例年より1週間以上早まったことなどを、増加の理由と見ている。