環境省は、平成30年5月9日の日中首脳会談において、両国がトキの提供に関して合意し、「トキ保護協力の継続実施に関する覚書」の署名が行われたと発表した。両国のトキ保護協力は30年以上にわたる長い歴史を有している。日本の野生のトキは一度絶滅したが、中国から贈呈及び供与された5羽のトキにより、佐渡島では290羽程度が生息するほどに回復した。今回の覚書は、1)両国はトキ保護協力を引き続き実施すること、2)中国側は日本側に2羽のトキを提供すること、3)日本側は中国の野生動物およびその生息地保護を支持し、関連する協力を行うこと等を明記したもの。今後は、中国側と技術協議書の協議を進め、トキの提供時期についても、提供個体の確定、検疫条件、気候条件等を勘案して、中国側当局と今後協議を進めるという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 野生動物 | トキ | 環境省 | 中国 | 生息地 | 佐渡島 | 日中首脳会談 | トキ保護協力 |
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