関東地方環境事務所は、令和3年の野生下トキの最終的な繁殖結果(推定値)を公表した。令和3年の野生下のトキの繁殖結果は令和3年6月28日に速報値として実測値を発表しているが、野生下のトキの個体数が増えたため、全ての繁殖ペアを網羅したデータを得ることができなかったため、最終的な繁殖結果を統計手法により推定した。足環判読による生存状況確認、ねぐら出一斉カウント調査、繁殖期モニタリングのデータを使用して、統合個体群モデルで推定した野生下のトキの繁殖結果は、1)営巣ペア数:中央値147ペア(実測値(発表済速報値)103ペア、95%信頼区間:116ペアから174ペア)、2)巣立ちペア数:中央値34ペア(実測値(同)20ペア、95%信頼区間:21ペアから49ペア)、3)巣立ち羽数:中央値76羽:(実測値44羽(同)、95%信頼区間:40羽から112羽)とした。なお、野生下のトキの繁殖結果の推定は、今後も手法の改良を重ねながら毎年継続的に実施するため、今後の更なるデータの蓄積等により今回の推定結果の値が変化する可能性があるという。
情報源 |
関東地方環境事務所 報道発表資料
野生下のトキの2021年の繁殖結果(速報値) |
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機関 | 関東地方環境事務所 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | トキ | 環境省 | 営巣 | 関東地方環境事務所 | 統計手法 | 野生下 | 巣立ち | 繁殖結果 | 統合個体群モデル |
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