日本電気(株)は、同社のIT機器における省電力化とCO2排出量削減を目指した「REAL IT COOL PROJECT」を策定した。今後2012年までに、ITプラットフォームが消費する電力を年間50%、IT機器のCO2排出量を累計91万トン削減することを目指す。このプロジェクトでは、(1)省電力を実現するサーバ・ストレージなどの「省電力プラットフォーム」、(2)機器の省電力機能を効率的に制御する「省電力制御ソフトウェア」、(3)データセンターなどの冷却設備、電源設備の消費電力を効率化する「省電力ファシリティサービス」の3領域をカバー。今年度中には、最新の省電力技術の採用等により、従来比で最大60%の省電力化が可能な新サーバを開発し、発売する予定という。