環境省は、日立造船(株)が青森県で計画されている(仮称)青森西北沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対し、平成30年5月25日付けで環境大臣意見を経済産業大臣に提出したと発表した。同事業計画は、青森県北津軽郡中泊町、つがる市、西津軽郡鰺ヶ沢町の沿岸域及び沖合に洋上風力発電所(事業実施想定区域面積:約12,536ha、最大総出力:50万kW(4,000~8,000 kW級×最大125基))を設置しようとするもの。配慮書に対して、1)他の風力発電事業について、事業実施想定区域等の重複を回避するよう、協議・調整を継続的に行い、適切な環境影響評価を行うこと、2)眺望景観への影響を回避するため、フォトモンタージュ等による客観的な予測等を行い、主要な眺望点等から最大限離隔をとる等の措置を講ずること、3)最新、先行事例の知見を反映した調査等の実施、計画策定および環境保全措置を検討すること等を求めている。