三菱自動車工業(株)は、同社独自の植物由来樹脂技術の第4弾として、スギの間伐材を主原料とする射出成型可能な熱硬化性樹脂材料を開発し、2009年7月1日よりカップ型灰皿として製品化すると発表した。木材を原料とする耐熱性の高い熱硬化性植物由来樹脂の自動車部品への応用は世界初であり、カップ型灰皿の同材料使用部位におけるライフサイクル全体(原料採取から廃棄まで)のCO2排出量を試算した結果、従来品と比較して約16%の削減を達成したという。同社は今回、白石信夫京都大学名誉教授の発明した木材の液状樹脂化技術を自動車部品に応用。アグリフューチャー・じょうえつ(株)、パナソニック電工(株)との共同研究により、液状木材樹脂に各種充填材や硬化剤等を配合し、自動車部品に要求される耐熱性・難燃性等を持つ樹脂材料の開発に成功。最初の実用化となるカップ型灰皿では、(株)今仙電機製作所の協力を得て部品成型した。
情報源 |
三菱自動車工業(株) プレスリリース
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機関 | 三菱自動車工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | ライフサイクル | 三菱自動車工業 | バイオマス | 樹脂 | 木材 | 間伐材 | 耐熱性 | 難燃性 |
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