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 昭和電工(株)、植物由来原料を用いた生分解性樹脂の生産を開始

発表日:2012.07.12


  昭和電工(株)は、植物由来原料を用いた生分解性樹脂の生産を開始したと発表した。同樹脂は、使用後に水と炭酸ガスに分解される完全分解型の生分解性樹脂として、コンポストバッグや各種フィルムに採用されているが、CO2排出を抑制し環境負荷の低減に一層貢献するため、同社では植物由来原料への切り替えを検討してきた。今回、同樹脂の原料であるコハク酸を、デンプンや糖を原料とした植物由来のバイオコハク酸に、切り替えて製造することに成功した。これにより、同樹脂の主原料の半分を植物由来とすることが可能となった。また、同樹脂にデンプンなどを混ぜ合わせた樹脂についても、原料の植物由来比率を約70%に上昇させることができたという。なお、両樹脂とも、“堆肥化の過程で十分に生分解すること、出来た堆肥の動植物などへの安全性を証明する”ベルギーAIB-VINCOTTE社の「OKコンポストラベル」、ドイツDIN CERTCO社(EN13432準拠)の認証を取得している。

情報源 昭和電工(株) ニュースリリース
機関 昭和電工(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 環境負荷 | バイオマス | 昭和電工 | 樹脂 | 植物由来 | 生分解性 | 原料 | コハク酸
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