環境省は、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)定例会合(第7回)の開催結果を紹介した。IPSIは、日本の里山のような環境の保全に取り組む団体が参加する「国際パートナーシップ」組織(事務局:国連大学サステイナビリティ高等研究所)。2010年に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議において発足し、定期的に全メンバーが参加する定例会合が開催されている。第7回定例会合は、同省、IPSI事務局および石川県が主催し、平成30年9月30日~10月2日に金沢市で開催された。総会には国内外から約100名が参加し、「SATOYAMAイニシアティブ」の評価や、2020年に採択が見込まれている新たな生物多様性の世界目標の検討過程への貢献方法などについて意見交換が行われた(非公開)。一方、130名が参加した公開フォーラム「SATOYAMAイニシアティブの生物多様性愛知目標及び持続可能な開発目標(SDGs)への貢献」では、学識経験者による基調講演や、パネルディスカッションが行われた。第8回会合は2019年に熊本県で開催されるという。