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 環境省、ツマアカスズメバチ緊急調査(大分市)の結果を公表

発表日:2018.12.20


  環境省は、大分県大分市で平成30年10月初旬に発見・駆除された特定外来生物「ツマアカスズメバチ」に係る緊急調査の結果を公表した。同種の生息状況を調べるため、営巣確認地点(同市明野地区の私有地)および大分港大在コンテナターミナル周辺を中心に、同種の営巣の可能性がある場所(公園、緑地、樹林地等)に約500個のトラップを2回設置したところ、新たな個体等は確認されなかった(平成30年10月27 日~11 月30 日)。また、駆除された巣の解体、分析を行い、今回採取した巣は成長途上段階にあり、多数の幼虫、蛹、成虫(死亡個体)が見つかっているものの、巣が繁殖にかかわる新しい女王バチ候補が生まれる段階には至っていないと考えられ、新たな女王バチが巣立ちした可能性が低いことも分かった。平成31年度も営巣確認地点周辺におけるモニタリングを実施し、同種の定着が確認されている釜山港(韓国)等と船舶の往来がある、九州の各港湾周辺における侵入状況調査(調査開始年度:平成26年度)を継続するという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード モニタリング | 環境省 | 大分県 | 韓国 | 特定外来生物 | ツマアカスズメバチ | 大分港大在コンテナターミナル | 女王バチ | 釜山港 | 侵入状況調査
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