九州地方環境事務所は、ツマアカスズメバチ生息状況等緊急調査を実施しその結果を公表した。ツマアカスズメバチは、外来生物法で特定外来生物に指定されており、これまで国内では長崎県対馬市において定着が確認されている。今回、令和4年5月に福岡市東区や糟屋郡久山町にてツマアカスズメバチが確認されたことを受けて、同省九州地方環境事務所が生育状況等調査を実施した。ツマアカスズメバチは、高い繁殖力と分布拡大能力から、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除することで定着前に根絶を図ることが極めて重要であるとのこと。今回、令和4年5月19日から6月6日にかけて、各個体の確認地点から3㎞県内を中心に、公園・緑地・樹林地等、ツマアカスズメバチの営巣の可能性がある場所に約600個のトラップを設置した。また、同期間中、同様の範囲において個体及び巣の目視調査を併せて行った。これらの調査の結果、久山町において1個体(オスバチ)が確認。同事務所は、今回確認された地点周辺において、調査を継続するとともに、個体や巣が確認された場合には速やかに駆除を行うとしている。
情報源 |
九州地方環境事務所 報道発表資料
福岡県 記者発表資料 PDF |
---|---|
機関 | 環境省九州地方環境事務所 福岡県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 外来生物法 | 特定外来生物 | 福岡市 | 駆除 | ツマアカスズメバチ | 環境省九州地方環境事務所 | 久山町 | 侵入監視 |
関連ニュース |
|