住友商事(株)は、カザフスタンの国営原子力公社カザトムプロム社と、ウラン鉱石残渣からレアアース(希土類元素)を回収する事業に合意し、新たなレアアース資源ソースの確立に乗り出すと発表した。レアアースは、ハイブリッド自動車や電気自動車のモーターに欠かせないディスプロシウムやネオジムが豊富に含まれており、今までほぼ全量を中国から輸入してきたが、今回の事業により、カザフスタンが新たな供給源となる可能性が出てきたという。同事業は、既存の残渣からレアアースを回収するため、新規に鉱山開発を行う場合と比較して、1)短期間での生産開始が可能、2)環境負荷が低い、3)開発コストが低減できる、など数多くのメリットがある。今後、2009年末までに合弁会社を設立し、カザトムプロム傘下のウルバ冶金工場の既存設備を活用して、ウラン鉱石残渣からのレアアース混合物の回収事業を立ち上げる予定。
情報源 |
住友商事(株) ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 住友商事(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | ハイブリッド車 | 電気自動車 | レアアース | 住友商事 | 残渣 | 希土類元素 | カザフスタン | ディスプロシウム | ネオジム | ウラン鉱石 |
関連ニュース |
|