国内ニュース


 国環研、GOSAT-2観測データの公開に向けた取組の進捗状況を紹介

発表日:2019.07.09


  国立環境研究所は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号(GOSAT-2)」の観測データ公開に向けた取組や、今後の予定を発表した。GOSAT-2には2つの観測機器(雲・エアロソルセンサ2型(CAI-2)、温室効果ガス観測センサ2型(FTS-2))が搭載されている。2018年10月29日の打ち上げ以降、順次それらの動作確認が行われ、2019年2月1日から定常運用(全球観測)を開始している。今回、FTS-2が取得した生データ(レベル1プロダクツ)に対して解析を試行した結果や、先行機「いぶき(GOSAT)」の取得データとの比較検証の結果などが紹介された。メタンや一酸化炭素の平均濃度推定については、世界各地の地上観測データと概ね整合的な結果が得られること、排出源や発生源の多い地域の識別が可能であることが確認された。今後は、GOSAT-2によるレベル2プロダクト(物理量に変換した観測データ)の2019年10月以降の配付を目指して、雲・エアロソルの影響の軽減や、二酸化炭素の平均濃度推定に適した解析法の導入・検証などを進めていくという。

情報源 国立環境研究所 新着情報
機関 国立環境研究所
分野 地球環境
キーワード 国立環境研究所 | メタン | 一酸化炭素 | GOSAT-2 | 温室効果ガス観測技術衛星 | FTS-2 | CAI-2 | レベル1プロダクツ
関連ニュース

関連する環境技術