環境省は、令和元年度西之島総合学術調査事業の概要を発表した。西之島は、2011年に世界遺産に登録された小笠原諸島に属し、海底火山の活動により新しい陸地を広げている火山島である。同事業は、2013年の噴火に伴って南東沖に誕生した陸地を、不毛の地から生態系が形成されていく過程を観察できる千載一遇の機会を創出する場ととらえ、自然環境に係る各分野の専門家を委員とする「西之島の価値と保全にかかる検討委員会」を設置し、西之島における総合学術調査の計画と当該地の生態系の価値の判断および当該価値を守るために必要な保護担保措置について検討を行っている。今回、令和元年9月1日~11日に自然環境や生態系の専門家を中心とした調査団を小笠原諸島の西之島に派遣し、鳥類、昆虫、海洋生物、植物、地質、火山活動等の調査を実施する。同省では、今後、同調査結果を踏まえ、科学的な見地から議論を行うという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 小笠原諸島 | 生態系 | 環境省 | 世界遺産 | 自然環境 | 海底火山 | 西之島 | 西之島総合学術調査事業 | 火山島 | 西之島の価値と保全にかかる検討委員会 |
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