東京工業大学と産業技術総合研究所の研究グループは、バイオマスから合成ガスなど製造する技術として検討されている「マイクロ波加熱方式」の高効率化に成功した。バイオマスの急速熱分解によって有用な化学物質(合成ガス、タール、チャーなど)を得ることが出来るが、これまで検討されてきた外部熱源や熱媒体からの伝熱によって加熱する方法(外部加熱)、炭素やシリコンカーバイドを添加した熱媒体を利用してマイクロ波を照射して加熱する方法(マグネトロン式)では、バイオマスの熱伝導率の低さや、水分含有量の高さが加熱効率の妨げとなっていた。同研究グループは、半導体式のマイクロ波発振器を用いてマイクロ波の照射条件を精密に制御する方法により、高強度のマイクロ波をバイオマスに集中することで、バイオマスの低熱伝導率に由来する律速を回避した。稲わらを最大330 ℃/秒の速度で600℃以上に昇温し、炭素化できることが確認されており、熱媒体を必要としない、省電力プロセスとして多様な廃棄物の分解に応用できるという。
情報源 |
東京工業大学 東工大ニュース
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機関 | 東京工業大学 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | バイオマス | 省電力 | 半導体 | 産業技術総合研究所 | 東京工業大学 | 廃棄物 | シリコンカーバイド | 合成ガス | マイクロ波加熱方式 | マグネトロン式 |
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