科学技術振興機構(JST)と5ヵ国7機関のファンディングエージェンシーは、e-ASIA共同研究プログラムの新規課題を決定した。──今回、「代替エネルギー」分野では、湿潤バイオマス廃棄物からの資源回収の持続可能性向上、統合的バイオマス改質による水素と高価値グリーンケミカルズの推進、有機太陽電池における半導体界面の設計・最適化プラットフォームの構築の3件が採択された。これらの研究は、バイオリファイナリーの最適化や低コストなバイオマス電解システムの構築、光-電力変換効率の向上を目指している。また、「農業(食料)」分野では、リモートセンシングとAIによるイネ突然変異育種の高速化、棚田域におけるメタンガス排出抑制と収量増加を実現する小規模水田のCSA、エビ類ウイルス病の増殖ダイナミクス予測と治療法の開発の3件が採択された。── 今後、JSTはこれらの研究課題を通じて、科学技術分野の研究交流を加速し、アジア諸国が共通して抱える課題の解決に貢献することを目指す。また、各国の研究者が協力して地域課題の解決に取り組むことで、経済発展や人材育成にも寄与することが期待される。
情報源 |
JST プレスリリース
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機関 | 科学技術振興機構(JST) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | リモートセンシング | 水素 | バイオマス | 代替エネルギー | 農業 | メタンガス | 有機太陽電池 | AI | 国際共同研究 | ウイルス病 |
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