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 NEDO、日豪間における「液化水素」海上輸送実証の準備状況などを発表

  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業(2015～2020年度)」に関して、2020年秋以降、豪州連邦政府・ビクトリア州政府との連携事業に着手するための準備が整いつつあると発表した。今回、同実証事業の実施者「技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構」の組合員、川崎重工業(株)が造った「液化水素」運搬船が進水した(全長：116 m、総トン数：約8,000 t、貨物倉容積：約1,250 m3)。今後、真空断熱二重殻構造の海上輸送用液化水素タンクが搭載され、2020年秋頃に竣工、2020年度内に豪州で製造された液化水素を日本に輸送する実証船として投入される。豪州側で水素を製造する際に排出されるCO2については、豪州連邦政府等が進めているCO2回収・貯留(CCS)プロジェクトと連携し、地下貯留する将来構想があるという。