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 川崎市と川崎重工、カーボンニュートラルの早期実現へ水素利用を拡大

発表日:2023.09.27


  川崎市と川崎重工業(株)は、カーボンニュートラルの早期実現を目指すため連携協定を締結した(締結日:令和5年9月27日)。世界的な地球温暖化対策としてカーボンニュートラルへの取り組みが加速、CO2排出量削減の有力な手段として水素の利用拡大が求められている。日本最大の工業地帯である京浜工業地帯の中核を担う同市では、水素先進自治体として臨海部を中心に水素関連プロジェクトを実施している。川崎臨海部は、NEDOのグリーンイノベーション基金事業「液化水素サプライチェーンの商用化実証」の受入地として選定されており、水素需要のポテンシャルが見込まれている。同社は、2010年から次世代エネルギーとして水素に着目、サプライチェーン全体の技術開発を進め、2018年に市街地での水素100%を燃料とするガスタービン発電に世界で初めて成功した。2022年2月には、世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が日豪間の海上輸送と荷役実証を完遂、液化水素サプライチェーンの構築が可能であることを証明している。両者は、カーボンニュートラル社会実現のため、川崎臨海部における水素の利用拡大、川崎臨海部を核とした周辺地域への水素及びそれに由来するエネルギーの供給とこれらを実現するための調査と実証事業等の実施、水素利用の普及啓発等について連携して取り組むとしている。

情報源 川崎市 報道発表資料
機関 川崎市 川崎重工業(株)
分野 地球環境
環境総合
キーワード 水素 | NEDO | 川崎市 | 川崎重工業 | カーボンニュートラル | 京浜工業地帯 | 川崎臨海部 | 液化水素運搬船 | グリーンイノベーション基金 | すいそ ふろんてぃあ
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