(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、北海道苫小牧市におけるCO2の分離・回収、貯留(CCS)実証試験で、累計圧入量30万トン(目標値)に達成したことを紹介した。CO2の削減方法の1つとして、排ガス中からCO2を分離・回収し、地下深くの貯留層へ圧入するCCS技術が注目されている。経済産業省は、2012年度より、「平成24年度二酸化炭素削減技術実証試験事業」においてCCS実証試験に着手、2012年度より4年間の設備建設および掘削を実施し、2016年度より圧入を開始した(年間10万トン)。2018年度より同事業は、NEDOに移管され、「CCS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCS大規模実証試験」として実施されている。今回、累計圧入量が目標値に達したことに伴い、圧入を停止したという(達成日:2019年11月22日)。今後は、貯留地点周辺地域における微小振動観測や海洋環境調査、圧入したCO2の挙動(移動、広がり)などのモニタリングを引き続き実施していくという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | CCS | CO2 | モニタリング | 地球温暖化 | 経済産業省 | NEDO | 北海道 | 貯留 | 苫小牧市 | 圧入 |
関連ニュース |
|