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 先進的CCS事業として7事業を選定

発表日:2023.06.13


  経済産業省は、(独)エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による「先進的CCS事業」選定結果を発表した。これは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けたCCS事業(二酸化炭素回収・貯留)の本格展開のため、2030年までの事業開始と事業の大規模化・圧倒的なコスト削減を目標とする事業。2030年までにCO2の年間貯留量約1,300万トンの確保を目指す。JOGMECは、日本の資源エネルギーの安定供給と2050年のカーボンニュートラル実現への貢献のため、CCSの普及と拡大に向け、事業の大規模化とコスト削減に取り組むモデル性のある事業を「先進的CCS事業」と位置付け、定案件は、発電、石油精製、鉄鋼、化学、紙・パルプ、セメント等の事業分野がCO2の分離・回収から輸送、貯留までのバリューチェーン全体を一体的に支援する。今回、国内で排出されるCO2の貯留を2030年度までに開始する事業を想定し、7案件を選定した。選幅広く参画し、産業が集積する北海道、関東、中部、近畿、瀬戸内、九州などの地域のCO2の排出に対応するという。また、2030年までに年間600から1,200万トンのCO2の貯留を目標としている。これにより、2050年時点で年間約1.2から2.4億トンのCO2貯留を可能とし、日本の資源エネルギーの安定供給とカーボンニュートラルの実現に貢献するという。

情報源 経済産業省 ニュースリリース
(独)エネルギー・金属鉱物資源機構 ニュースリリース
機関 経済産業省 (独)エネルギー・金属鉱物資源機構
分野 環境総合
キーワード CCS | 二酸化炭素 | 回収 | 貯留 | カーボンニュートラル | JOGMEC | バリューチェーン | 経産省 | エネルギー・金属鉱物資源機構
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