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 NEDO、太陽光発電システム搭載自動車に関する一連の取組成果を紹介

  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、太陽光発電システム搭載自動車検討委員会や、革新的で高性能な太陽電池の開発を推進する事業の成果などを踏まえ、車載用太陽電池の普及などを推進すると公表した。NEDOは、2016年4月にシャープ(株)や日産自動車(株)などが参加する委員会を組成し、近郊での買い物や近距離通勤に利用する場合は「充電回数」ゼロになるといった試算結果などを報告した(2018年1月、同委員会中間報告書)。また、推進事業においてシャープ(株)の技術による高効率モジュール(変換効率：31.17%)の開発に成功しており、PHV車の公道走行実証を実施した。さらに、シャープ(株)と日産自動車(株)は、高効率モジュールと同等のフィルム状セル(厚さ：約0.03 mm、セル出力：1 kW超)を活用して、搭載面積の拾いEV車に適した太陽電池パネルを製作している。EV走行実証のデータを含む一連の成果を国際的な調査活動に活かしつつ、開発技術の実用化に向けた新規事業に取り組み、新たな市場創出とエネルギー・環境問題解決を目指すという。