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 豊田通商、直接メタノール燃料電池の販売体制を強化

発表日:2020.11.12


  豊田通商(株)は、直接メタノール燃料電池(以下「DMFC」)のサプライチェーンを構築し、導入提案等を加速すべく、2020年9月にSFC Energy AG社(本社:独・ミュンヘン市)とDMFCの国内独占販売契約を締結した。DMFCは燃料改質器でメタノールから水素を作らずに、メタノールを燃料極で直接反応させるタイプの燃料電池で、エネルギー貯蔵量が多く、小型軽量化が可能な点から、携帯機器用の電源としての利用が期待されている。SFC Energy AG社はDMFC開発の先駆的な企業で、出力500 W以下の小型DMFC製造・販売において、世界シェアNo.1メーカーとして報告されている。ポータブルでの持ち運びや、系統電源がない地域における長期利用が可能であるため、国内でも陸上/洋上でのドップラーライダーによる風況観測、高速道路などに設置をされる道路表示灯、監視カメラなどの電源としての導入実績を積み上げている(3タイプ:45、110、500 W、重量:8.3~32 kg)。今後、販売先の多角化や、アジアを視野に入れた協業強化を図り、同DMFCの販売拡大を通じて低炭素社会への移行に貢献していくという。

情報源 豊田通商(株) プレスルーム
機関 豊田通商(株)
分野 環境総合
キーワード 燃料電池 | 低炭素社会 | サプライチェーン | 風況観測 | ミュンヘン | 直接メタノール燃料電池 | SFC Energy AG | 道路表示灯 | 監視カメラ
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