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 リコー、発泡ポリ乳酸シートの市場開発を本格化

  (株)リコーは、植物由来のポリ乳酸(Polyactic Acid：PLA)等を独自技術で発泡させたシート素材(以下「発泡PLAシート」)のサンプル出荷等を開始し、ブランディングや市場開発を推進する。この発泡PLAシートは、超臨界流体状態のCO2にとうもろこし等のでんぷん・糖を発酵、重合して生成されたPLAとフィラー(発泡核剤)を投入、混練し、均一で微細な泡を発生させることで、しなやかさと強度を発現させたもの。2020年9月に環境省の公募事業「令和２年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に採択され、試作装置導入による技術開発の促進、柔軟性・耐久性・生分解性等の性能およびコスト評価が進められている。今回、PLAになぞらえたブランド名を決定し、エコプロOnline2020(主催：日本経済新聞社、一般社団法人サステナブル経営推進機構)への出展を手初めに、発泡PLAシートの市場開発に向けた先行的な取組を始動するという。