国内ニュース


 三菱重工グループ、欧州市場向けビル用マルチ室外機の新冷媒対応を推進

発表日:2020.11.27


  三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(株)は、欧州市場向けビル用マルチ室外機のラインナップに「R32」冷媒仕様の製品シリーズを追加する。オゾン層を破壊しない冷媒HFC(R410A)、さらには地球温暖化係数がR410Aの1/3で、地球温暖化防止への貢献が期待されている新冷媒R32への転換が求められている。同社は、欧州において主流であったR410Aの使用量削減の流れを受けてR32冷媒仕様の製品シリーズを開発し、三菱重工サーマルシステムズ(株)の欧州現地法人のMitsubishi Heavy Industries Air-conditioning Europe, Ltd.を通じて、6機種(電源:単相交流・三相交流、システム相当馬力:4~5.5馬力)を2020年12月から順次販売する。小型化・軽量化に資する1ファン構造など、これまで欧州市場向け主力製品であったR410A仕様・現行機の特長を継承しつつ、R32冷媒の物質特性に合わせて室外機内の冷媒分配方式を変更し、熱交換器の高効率化や、圧縮機モータの高出力化に資する改良を施すことで、性能改善・待機電力低減などを図っているという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株) 三菱重工サーマルシステムズ(株) 
分野 環境総合
キーワード オゾン層 | 三菱重工業 | フロン | HFC | HCFC | 地球温暖化係数 | R32 | 三菱重工サーマルシステムズ | R410A | 欧州市場
関連ニュース

関連する環境技術