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 気候変動や生物多様性で協力 第15回日本・モンゴル環境政策対話

発表日:2023.07.07


  令和5年6月28日にモンゴル国・ウランバートルで「第15回日本・モンゴル環境政策対話」が開催された。政策対話には、国定勇人政務官およびガンバータル・モンゴル国自然環境・観光副大臣が出席し、これまでの協力活動の進展に関する振り返りと今後の二国間協力への期待について意見交換が行われた。具体的に、日・モンゴル二国間のこれまでの協力活動の振り返りとともに、気候変動対策、大気汚染対策、フロン対策及び生物多様性保全の各協力分野における政策・協力活動について意見交換がされた。特に気候変動対策では、二国間クレジット制度(JCM)について、これまでのプロジェクトの進捗を確認するとともに、グリーン水素の製造・利活用など先進的な脱炭素技術の導入を含め、更なる案件形成に引き続き協力していくことで合意した。GOSAT(温室効果ガス観測技術衛星)の観測データの活用については、モンゴルが今後国連に提出する予定の第2回隔年更新報告書(BUR2)への衛星観測データを用いたCO2排出量の計上結果の掲載を含め、データの有用性の更なる実証に向け、引き続き協力していくことで一致した。生物多様性保全では、昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施と砂漠化防止条約の関連事業として、ザグ(灌木)の保護・回復に資する調査事業及び、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)に関する情報交換を進めていくことが確認されたという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード 生物多様性 | 砂漠化 | GOSAT | 大気汚染 | 気候変動 | フロン | モンゴル | 政策対話 | JCM | ウランバートル
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