三菱ガス化学(株)と三菱商事(株)は、両社が26.25%ずつ(計52.5%)出資しているCaribbean Gas Chemical Limited(略称:CGCL、所在地:トリニダード・トバゴ共和国、ラ・ブレア)において、メタノール/ジメチルエーテル製造プラントの商業運転を開始した。CGCLには両社のほか、三菱重工エンジニアリング(株)や同国国営ガス会社等も共同出資している。CGCLは2013年3月に設立され、同国の天然ガスを主原料として、メタノール生産量100万トン/年、ジメチルエーテル生産量2万トン/年の生産能力を有するプラントの建設が進められてきた。メタノールは基礎化学品としての用途に加え、重油に代わる船舶燃料等、更にCO2からの製造や水素キャリアとしても有望視されており、CGCLの出資企業は世界的な需要拡大を見込んでいる。一方、ジメチルエーテルについては、スプレー噴射剤など日用品用途に加え、LPG代替、自動車および発電向けディーゼル燃料代替等に需要を期待している。世界的なメタノール需要への対応と共に、同国ならびに周辺カリブ海諸国の経済成長への貢献を目指すという。
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機関 | 三菱ガス化学(株) 三菱商事(株) 三菱重工エンジニアリング(株) |
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環境総合 |
キーワード | 三菱商事 | 三菱重工業 | メタノール | 船舶燃料 | ラ・ブレア | ジメチルエーテル | 基礎化学品 | スプレー噴射剤 | LPG代替 | ディーゼル燃料代替 |
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