気象庁は、2020年12月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、夏からラニーニャ現象が発生しているとみられる。太平洋赤道域の中部から東部に見られる海洋表層の冷水が冬の間は維持され、東部の海面水温が平年より低い状態が継続すると考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、冬の間はラニーニャ現象が続く可能性が高い(90%)と見込んでいる。春は平常の状態になる可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い(60%)と見込んでいるという。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 気象庁 | エルニーニョ現象 | 太平洋赤道域 | 海面水温 | 海洋表層 | エルニーニョ監視 | ラニャーニャ現象 | 熱帯域 | 海洋変動 | エルニーニョ予測モデル |
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