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 東レ、再生PETフィルム製品のブランド化を促進

発表日:2020.12.10


  東レ(株)は、使用済みPETフィルムを回収し、再生フィルム製品としてブランド化する流れを構築した。同社は、2015年6月にリサイクル素材・製品に関する事業ブランドを創設し、リサイクル繊維等をグローバル展開している。一方、2018年度に策定したグループのサスティナビリティ・ビジョンでは、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する製品の供給拡大にかかる数値目標を設定している。機能化成品分野では、製造から廃棄までのサプライチェーンが比較的短い、電子部品等向けPETフィルムのリサイクルにかかる検討が進められてきた。今回、サプライチェーン各社との協力により、使用済みPETフィルムを回収し、同社のプラスチック粉砕・洗浄技術と異物除去技術を組み合わせることで、最終製品に使用されている塗材や樹脂などを除去し、加工し易さなども遜色のない再生PETフィルム製品を開発・上市することが可能となった。年産2,500t規模の生産体制を整え、CO2排出量を30%~最大50%(従来品比)削減できる製品特長などを訴求していくという。

情報源 東レ(株) プレスリリース
機関 東レ(株)
分野 環境総合
キーワード 東レ | サプライチェーン | 地球環境問題 | リサイクル素材 | リサイクル繊維 | 異物除去 | サスティナビリティ・ビジョン | 資源・エネルギー問題 | 機能化成品 | 使用済みPETフィルム
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