豊田通商(株)は、ベトナムの大手建設不動産企業VINACONEXと共に株式を保有する形で、海外の水力発電事業経営に初めて参画する。同社が出資を決めたのは、VINACONEXが所有するノイファット水力発電所(立地:ベトナム社会主義共和国 ラオカイ省、発電容量:84 MW)の事業会社で、豊田通商(株)は35%の株式を取得し、VINACONEX(株主比率:38%)に次ぐ株主となった。同社は、1987年に米国で風力発電事業を開始して以来、2008年に韓国での太陽光発電事業、2011年に米国最大級の太陽光発電所を建設など、再エネ分野における海外展開を進めている。今回の案件では、日本の水力発電技術やノウハウを活用し、オペレーションの改善および発電コストの低減に取り組み、風力・太陽光のみならず、水力・地熱・バイオマスなどを含む再生可能エネルギー事業の強化等につなげていくという。